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暦注(選日)とは?天赦日・一粒万倍日などの意味をわかりやすく解説

「天赦日」や「一粒万倍日」という言葉を見たことはありませんか?これらは「暦注」と呼ばれるカレンダーに記載される日の吉凶の情報です。この記事では、代表的な暦注の意味や活用法をわかりやすくご紹介します。

暦注とは?

暦注(れきちゅう)は、暦(こよみ)に記載される日ごとの吉凶や運勢の注記の総称です。六曜(大安・仏滅など)も暦注の一種ですが、それ以外にも「選日(せんじつ)」や「暦注下段(れきちゅうげだん)」と呼ばれるさまざまな吉凶の基準があります。

暦注の歴史は古く、中国の陰陽五行思想や天文学をもとに、奈良時代から平安時代にかけて日本に伝わりました。かつては朝廷の陰陽寮(おんみょうりょう)が暦を編纂し、日の吉凶を定めていました。現代でも結婚式や引越し、開業などの日取りを決める際に、暦注を参考にする方は少なくありません。

縁起の良い日(吉日)

天赦日(てんしゃにち/てんしゃび)

暦の上で最も縁起が良いとされる日です。「天がすべての罪を赦(ゆる)す」という意味で、何を始めても成功するとされます。年に5〜7回しかない非常に貴重な日です。

天赦日は、季節(四季)と日の干支の組み合わせで決まります。春は「戊寅(つちのえとら)」の日、夏は「甲午(きのえうま)」の日、秋は「戊申(つちのえさる)」の日、冬は「甲子(きのえね)」の日が天赦日にあたります。結婚、開業、新しい事業の開始など、大きな決断をする日として人気があります。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

「一粒の籾(もみ)が万倍に実る」という意味で、新しいことを始めるのに最適な日です。開業・種まき・投資・新しい財布の使い始めなどに良いとされます。月に4〜6回あり、比較的巡ってくる頻度が高い吉日です。

一粒万倍日は旧暦の月(節月)と日の干支の組み合わせで決まります。良いことが万倍になる反面、借金や人から物を借りることは、苦労も万倍になるとして避けるべきとされています。

天恩日(てんおんにち)

天の恩恵を受けられる日で、すべての人に天の恵みがあるとされます。結婚や引越し、お祝いごとなど慶事全般に向いています。5日間連続で巡ってくるのが特徴で、比較的見つけやすい吉日です。

母倉日(ぼそうにち)

「母が子を育てるように天が人を慈しむ日」という意味があります。特に結婚に大吉とされ、婚姻届の提出日や結婚式の日取りとして選ばれることがあります。

注意が必要な日(凶日)

不成就日(ふじょうじゅび)

何事も成就しないとされる日で、新しいことを始めるのは避けた方がよいとされます。約8日に1回のペースで巡ってくるため、月に3〜4回あります。結婚式や開業、契約などの日取りを避ける方もいます。

三隣亡(さんりんぼう)

建築に関する大凶日です。この日に建築すると、向こう三軒両隣まで災いが及ぶとされます。上棟式や地鎮祭など建築関連の行事を避ける風習は、現代の建築業界でも根強く残っています。

受死日(じゅしにち)

暦注下段の中で最も縁起が悪いとされる日です。「黒日(くろび)」とも呼ばれ、カレンダーに黒丸(●)で記されることがあります。この日は万事に凶とされますが、葬儀だけは妨げなしとされています。

十死日(じゅうしにち)

受死日に次いで縁起が悪い日とされ、万事に凶とされます。特に旅行や外出を避けるべきとされてきました。

暦注の上手な活用法

暦注にはさまざまな種類があり、同じ日に吉と凶が重なることも珍しくありません。たとえば「一粒万倍日」と「不成就日」が重なる日もあります。こうした場合、一般的には凶の暦注が吉の効果を減じるとされます。逆に「天赦日」と「一粒万倍日」が重なる日は最高の吉日とされ、特に人気が高まります。

また、暦注と六曜を組み合わせて日取りを選ぶ方法もあります。たとえば「一粒万倍日」かつ「大安」の日を選べば、より縁起の良い日取りとなります。

大切なのは、暦注に振り回されすぎないこと。日取りを決める際のひとつの参考として、楽しみながら活用するのがおすすめです。実際のところ、自分や相手の都合が最も大切で、暦注はあくまで「気持ちの後押し」として捉えるのが良いでしょう。

まとめ

暦注は、日本人が長い歴史の中で大切にしてきた「日選び」の知恵です。天赦日や一粒万倍日のような特別な日を知っておくと、新しいことを始めるきっかけや、日々の暮らしのちょっとした楽しみになるかもしれません。irodoricaの日取り検索を使えば、吉日を簡単に探すことができます。

よくある質問

一粒万倍日と仏滅が重なった場合はどうなりますか?

一粒万倍日は暦注(選日)、仏滅は六曜で、それぞれ異なる体系の吉凶判断です。重なった場合、一般的には吉の効果が半減すると考えられていますが、どちらを重視するかは人それぞれです。

天赦日は年に何回ありますか?

天赦日は年に5〜7回あります。季節ごとに特定の干支の日が天赦日となるため、年によって回数が変わります。

暦注は科学的根拠がありますか?

暦注は古代中国の陰陽五行思想や天文学に基づくものであり、現代科学的な根拠はありません。しかし、日本の文化や習慣として長い歴史があります。