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選日・暦注まとめ 吉日凶日の種類を一覧で解説

日本の暦には、日の吉凶を判断するさまざまな基準があります。六曜が最も有名ですが、それ以外にも「選日(せんじつ)」や「暦注下段(れきちゅうげだん)」、「十二直(じゅうにちょく)」など、多くの暦注が存在します。この記事では、日取り選びに役立つ暦注の種類を一覧でまとめます。

暦注の分類

暦注(れきちゅう)は大きく以下のカテゴリに分けられます。

六曜(ろくよう)

大安・仏滅・友引・先勝・先負・赤口の6つの日の巡りです。現代の日本で最も広く知られている暦注で、冠婚葬祭の日取りに大きな影響を与えています。詳しくは六曜の記事をご覧ください。

選日(せんじつ)

干支の組み合わせから導き出される吉凶です。一粒万倍日、不成就日、三隣亡、天一天上、十方暮などが含まれます。

暦注下段(れきちゅうげだん)

暦の下段に記載されていた吉凶注記です。天赦日、母倉日、天恩日、受死日、十死日などが含まれます。明治時代に迷信として一度は禁止されましたが、民間では根強く残りました。

十二直(じゅうにちょく)

北斗七星の方角と日の干支を組み合わせた12種類の吉凶判断です。建(たつ)、除(のぞく)、満(みつ)、平(たいら)、定(さだん)、執(とる)、破(やぶる)、危(あやぶ)、成(なる)、納(おさん)、開(ひらく)、閉(とづ)の12種類があります。

二十八宿(にじゅうはっしゅく)

月の位置する星座(宿)から吉凶を判断する暦注です。28種類の宿があり、それぞれに適した行動と避けるべき行動が定められています。

主な吉日一覧

天赦日(てんしゃにち)

暦注下段の最上の吉日。年に5〜7回。万事に大吉。詳しくは天赦日の記事をご覧ください。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

選日の吉日。月に4〜6回。新しいことを始めるのに最適。詳しくは一粒万倍日の記事をご覧ください。

天恩日(てんおんにち)

暦注下段の吉日。5日間連続で巡る。天の恩恵を受けられるとされ、慶事全般に良い日。

母倉日(ぼそうにち)

暦注下段の吉日。「母が子を慈しむ日」の意。特に結婚に大吉とされる。

月徳日(がっとくにち)

暦注下段の吉日。その月の福徳を司る日。建築やリフォームに良いとされる。

大明日(だいみょうにち)

暦注下段の吉日。天地が開けて明るくなる日。引越しや旅行に良いとされる。

主な凶日一覧

不成就日(ふじょうじゅび)

選日の凶日。月に3〜4回。何事も成就しない日。詳しくは不成就日の記事をご覧ください。

三隣亡(さんりんぼう)

選日の凶日。建築に関する大凶日。詳しくは三隣亡の記事をご覧ください。

受死日(じゅしにち)

暦注下段の最悪の凶日。「黒日(くろび)」とも。万事に凶だが、葬儀のみ妨げなし。

十死日(じゅうしにち)

暦注下段の凶日。受死日に次いで凶。特に旅行や外出を避けるべきとされる。

十方暮(じっぽうぐれ)

選日の凶日。10日間続く凶日で、方角が定まらず迷いやすい期間とされる。旅行や引越しに不向き。

十二直の詳細

十二直は、北斗七星の柄の指す方角によって日の吉凶を判断する暦注です。かつては六曜よりも重視されていた時代もあります。

吉とされる十二直

  • 建(たつ):万事に吉。新しいことを始めるのに良い。ただし動土(土を動かすこと)は凶。
  • 満(みつ):万事に吉。新規事業、引越し、結婚に良い。
  • 平(たいら):万事に吉。特に道路工事や旅行に良い。
  • 定(さだん):善悪が定まる日。縁談、建築、開業に吉。
  • 成(なる):物事が成就する日。新規事業、建築、開店に吉。
  • 開(ひらく):開き通じる日。建築、移転、結婚に吉。

凶とされる十二直

  • 除(のぞく):障害を除く日。掃除や治療に吉だが、結婚や旅行には凶。
  • 執(とる):物事を執り行う日。祭祀や種まきに吉だが、金銭の出入りに凶。
  • 破(やぶる):物事を突破する日。訴訟に吉だが、祝い事は凶。
  • 危(あやぶ):危険を伴う日。万事に慎むべき日。
  • 納(おさん):物事を納める日。収穫や買い物に吉だが、新規事業は凶。
  • 閉(とづ):閉じ込める日。金銭の収納に吉だが、新しいことの開始は凶。

暦注の優先順位

複数の暦注が重なった場合、一般的には以下のような優先順位で判断されます。

最も重視されるのは天赦日です。暦の中で最上の吉日であり、他の凶日と重なっても天赦日の吉の力が上回るとする考え方が一般的です。次いで一粒万倍日が重視されます。ただし、不成就日と重なった一粒万倍日は効果が弱まるとされます。

暦注は体系が異なるため、本来は優劣をつけるものではないという考え方もあります。日取りを選ぶ際には、自分が最も気になる暦注を基準に判断するのがよいでしょう。

まとめ

日本の暦には多種多様な吉凶の基準があり、それぞれに長い歴史と意味があります。すべてを覚える必要はありませんが、天赦日、一粒万倍日、不成就日、三隣亡など代表的なものを知っておくと、大切な日取り選びに役立ちます。各暦注の詳細は暦注とはの記事も参考にしてください。irodoricaの日取り検索で吉日・凶日を簡単に確認できます。

よくある質問

吉日が複数重なると効果は増す?

一般的にはそう考えられています。天赦日と一粒万倍日が重なる日は特に良い日とされます。

凶日が重なると特に悪い?

不成就日と仏滅が重なるなど、凶日が重なる日は避ける方が多いです。ただし科学的根拠はありません。